参考文献 平成13年掛塚まつり冊子
由 来
南北朝時代、後醍醐天皇の皇子・宗良親王が遠江国井伊谷にむかわれるため、延元三年(一三三八)9月伊勢の大湊を軍船数十艘で出航した。しかし遠江沖で暴風にあい船団は散り散りとなり、宗良親王の船は、遠州白羽湊に着いた。海難を逃れた宗良親王が、井伊谷に向かう途中で、貴船神社の大祭に出会った。村人は、貴人を歓待し、宗良親王の前途の隆昌を祈願した。この祈りに、随員の中御門中納言某により御公家囃子が伝授されたのが、掛塚屋台囃子の始まりとされる。
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屋台が町内を曳き廻すときに奏で、祭り気分を盛り上げる。 |
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御神輿が御仮宮へ御渡りする際に、屋台がお供をして巡行する時奏でる。 |
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海上の安全を祈る、この貴船神社祭典で。屋台を貴船神社境内に威勢良く練り、曳き込む時奏で、速いテンポで、リズミカルなお囃子です。 |
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屋台を貴船神社の境内から曳き出す時や御神輿が御仮宮に御渡りするため神社を出発する際奏で、入船囃子を短めにアレンジした調子のいいお囃子です。 |
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貴船神社境内に全町の屋台が集合し、祭りも最高潮に達したときの、最も変化のあるリズムのお囃子です。 |
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錫杖(しゃくじょう)現在は鈴がついた杖・大鼓(おおかわ)・鼓・三味線・横笛を使用し、アーオーの掛け声とともに道中を歩きながら奏でます。 |
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町内で屋台を曳き廻す時に奏で、おどけた掛け声がおもしろい流暢なお囃子です。 |
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京都の公家から伝授されたと言われているお囃子で、夜神社から帰る際に奏で、心を和ませる優雅なお囃子です。 |
以下は掛塚屋台囃子ではありません。 | |
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浜松市和田町などで、伝承されている笛と大太鼓のお囃子。神楽囃子(掛塚屋台囃子)のくずしか? |
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ご存知「富士の白雪ァノーエ」です。詳しくはこちら |